303WA-2

中国での住まいは高層アパートなので、室内アンテナでは受信が難しい環境です。
当初、ロングワイヤーとアンテナチューナーの組み合わせ、又はループアンテナを検討しました。
日本で購入、準備し、海外に運ぶため、スーツケースに入る大きさが条件です。
ロングワイヤー用の竿（出来れば５m程度）、ループアンテナ共になかなか難しそうです。
インターネットで調べるとアペックスラジオ社の303WA-2の評判が良く、同社にメールで梱包寸法を確認した所、
夜遅い時間にも関わらず（素晴らしい！）、個装箱は６０×１２×７ｃｍ。製品最長寸法は５９．５ｃｍ。
との返信をすぐに頂戴し、対応の良さにも惹かれてこのアンテナを購入しました。

　アンテナを受信機に接続して最初に感じたのはノイズの少なさです。
　高層マンション、各住宅には無数のエアコンが設置してあり、目の前の町中では多くの電飾が輝いており、そのような生活環境からのノイズを心配していましたが、信号が無い周波数では受信機のSメーターは全く振れません。もちろん、自室も含めて雑音電波の発生源はありますから、ところどころで雑音電波を拾います。
　7MHzのアマチュア無線バンドでSメーターが触れない状態は始めてです。その状態でもCWの電波なら十分了解できます。
　アンテナの選定でインターネットを調べていた際、このアンテナ（303WA-2）について、ノイズが少ない、拾いにくいとの所感を目にしました。私の環境でのノイズの少なさにアンテナが関係しているかどうかは定量的に判断できませんが、実際に町の中の雑音電波が少ないことと、住んでいるマンションの無数のエアコンなど、近傍からの雑音を拾いにくいというアンテナの特性の組み合わせではないかと思います。
　とにかく、住宅地にあり、時にうんざりする雑音に悩まされる日本での受信環境では全く経験できないローノイズ環境で、ワッチするのが楽しくなります。
　なお、短波放送やアマチュア無線を受信していますが、Sメーターの振れが悪いという事は無く、受信機のSメーターの振れはこれまで経験してきたアマチュア無線機器と大きな差は有りません。

	日本から中国に戻る際、最も気を遣うのは飛行機に預ける荷物の重量です。ベランダにアンテナを固定する金具は一般にＢＳのアンテナ固定を想定して、ボルト4本を使う丈夫なものですが、重量もかさみます。アンテナを軽量で風に対しても力を受けにくい303WA-2としたことで、取り付け金具も最小限で軽量なものを選ぶことが出来ました。日本アンテナのBKC-32を使っています。アンテナを固定するアームは、取り付け位置を９０度毎に設定できます。
	ベランダの材質は鉄です。ベランダの手すりをBKC-32で挟み、上下各1本のボルトで固定します。写真のブラケットアームの先端の金具は303WA-2に付属するMコネクタの着いたアンテナ座です。取り付けるアームに対してアンテナの角度を調整できる様に長穴が明いています。ベランダへのアンテナ取り付けは、単純に直上向けに取り付けたのでは建物に近すぎるし、水平に取り付けたのではアンテナもしなって垂れ下がり、ちょっと面白くありません。 303WA-2が到着して実際に開封するまでは、アンテナ固定金具の詳細が分からず、何か工夫が必要と思っていましたが、アンテナメーカーの方でちゃんと考えていてくれました。長穴を使うことで、アンテナの角度調整が可能です。 Uボルトなども303WA-2に付属していています。ステンレス製で長期間の使用にも錆の心配も無く安心です。
	アンテナは３０度程度の仰角で取り付けました。アンテナは必要なときに取り付けて使うようにしています。全長、約1.8mのアンテナですが、根元のマッチング部も含めて、今まで使用してきたモービルホイップと比較して全体に軽量です。アンテナの取り付け、取り外しもコネクタの精度が良く、スムーズに出来ます。
	アンテナとケーブルの接続部。付属のコネクタ付きケーブルは3D-2Vですが、送信に使用するケーブルと比べると軽量で柔軟性も有ります。室内とベランダ間にケーブルを通す隙間が無いので、都度ケーブルを出し入れしていますが、作業が楽です。ケーブル出し入れの都度必要な、ケーブルとアンテナ基台の接続はスムーズです。
	付属ケーブルの10mの受信機側はBNCコネクタになっています。最近の受信機はBNCが多いのでしょうか？長さが足りなかったため、2mの両端BNCケーブルを延長。さらに受信機のアンテナコネクタがM型のため、BNC-M変換コネクタで受信機へ接続しています。アンテナから受信機まで、3カ所のコネクタ接続が増加されます。具体的な不具合は現時点でありませんが、精神的には嫌ですね。どこかでM-Mの3D-2V 15mケーブルと交換したいと思います。

	日本から中国に戻る際、最も気を遣うのは飛行機に預ける荷物の重量です。ベランダにアンテナを固定する金具は一般にＢＳのアンテナ固定を想定して、ボルト4本を使う丈夫なものですが、重量もかさみます。アンテナを軽量で風に対しても力を受けにくい303WA-2としたことで、取り付け金具も最小限で軽量なものを選ぶことが出来ました。日本アンテナのBKC-32を使っています。アンテナを固定するアームは、取り付け位置を９０度毎に設定できます。
	ベランダの材質は鉄です。ベランダの手すりをBKC-32で挟み、上下各1本のボルトで固定します。写真のブラケットアームの先端の金具は303WA-2に付属するMコネクタの着いたアンテナ座です。取り付けるアームに対してアンテナの角度を調整できる様に長穴が明いています。ベランダへのアンテナ取り付けは、単純に直上向けに取り付けたのでは建物に近すぎるし、水平に取り付けたのではアンテナもしなって垂れ下がり、ちょっと面白くありません。 303WA-2が到着して実際に開封するまでは、アンテナ固定金具の詳細が分からず、何か工夫が必要と思っていましたが、アンテナメーカーの方でちゃんと考えていてくれました。長穴を使うことで、アンテナの角度調整が可能です。 Uボルトなども303WA-2に付属していています。ステンレス製で長期間の使用にも錆の心配も無く安心です。
	アンテナは３０度程度の仰角で取り付けました。アンテナは必要なときに取り付けて使うようにしています。全長、約1.8mのアンテナですが、根元のマッチング部も含めて、今まで使用してきたモービルホイップと比較して全体に軽量です。アンテナの取り付け、取り外しもコネクタの精度が良く、スムーズに出来ます。
	アンテナとケーブルの接続部。付属のコネクタ付きケーブルは3D-2Vですが、送信に使用するケーブルと比べると軽量で柔軟性も有ります。室内とベランダ間にケーブルを通す隙間が無いので、都度ケーブルを出し入れしていますが、作業が楽です。ケーブル出し入れの都度必要な、ケーブルとアンテナ基台の接続はスムーズです。
	付属ケーブルの10mの受信機側はBNCコネクタになっています。最近の受信機はBNCが多いのでしょうか？長さが足りなかったため、2mの両端BNCケーブルを延長。さらに受信機のアンテナコネクタがM型のため、BNC-M変換コネクタで受信機へ接続しています。アンテナから受信機まで、3カ所のコネクタ接続が増加されます。具体的な不具合は現時点でありませんが、精神的には嫌ですね。どこかでM-Mの3D-2V 15mケーブルと交換したいと思います。