1.Ubuntu 20.04 インストールUSBメモリの作成
インストール時にソフトウェアRAID環境を構築してのインストールでは「Alternative Ubuntu Server installer」版が良いとのインターネット情報に従って、
ubuntu.com/download/alternative-downloads
から Ubuntu Server 20.04.2 LTS をダウンロードしようとしたが、BitTorrent になっているので先に BitTorrent Web をインストールしてからダウンロード。
ダウンロードしたファイル名は ubuntu-20.04.1-live-server-amd64.iso 。これをUSBメモリにUNetbootin で展開してインストールUSBは完成。
2.RAID1構築とインストール
ルーターからのLANケーブル、マウス、キーボードを接続し、インストールUSBメモリを差して電源ON。
インストールが始まると最初は言語選択。「English」を選択する。
続けてキーボードは「Japanese」を選択。
ネットワークはDHCPで良いのでデフォルトのままDone。
Proxyも何もせずそのままDone。
次に「Guided storage configuration」の設定がキモ。
デフォルトでチェックが入っている「Use an entire disk」のチェックを外し、
「Custom storage layout」にチェックを入れてDone。
以下の要領で2つのデバイス(HDD)に対してRAID1を構成する。
- 「Custom storage layout」を選択
- RAID1を校正する2つのデバイスに対して「Use as Boot Device」を指定
- 同様に各デバイスで「Add GPT Partition」を選択し、Sizeを指定しない。自動的に最大サイズになる
- 「Format」は「Leave unformatted」としてパーティションを作成する
- 「Create software RAID (md)」でmd0としてRAID1を組む(「RAID Level」で「1(mirrored)」を選択する)
- md0を「Format」で/を指定してフォーマットする
これでインストール先のRAID1アレイは完成。
次に管理者アカウントを作成。
Ubuntuではrootユーザーでのログインは出来ないので、ここで作成したアカウントでログインした後、必要に応じてrootに切り替える。
また、「Your server’s name」でこのサーバーの名前を設定する。
「SSH Setup」は「Install OpenSSH server」にチェックを入れてOSインストール時にSSH Serverもインストールする。OSインストール後はキーボードやディスプレイを外してサーバーを適当な場所に設置。後の作業はWindows PCからSssh接続で行う。
「Featured Server Snaps」はよく分からないので何も指定せずにDone。何でもあれば困らないだろうと、最初から余計な物を入れると後が面倒なので、確かに必要な物以外は入れない。必要になったときに後から追加する。
インストールが開始される。気が付くと画面最下部に「Reboot」の表示が出ていたので「Reboot」を実施。
Reboot後は素っ気ないCUIでUbuntuが立ち上がる。サーバーなので、runlebel 3(multi-user.target)がデフォルト。
3.SSH接続
Windows PC からのSSH接続するDHCPで割り振られたipアドレスを確認するためifconfigコマンドを打ったがコマンドが無いというエラー。
sudo apt install net-tools でインストール後に再度ipアドレスを確認。
早速、Windows pc から Tera Term でsshで接続してみる。
93のアップデートがすぐにでもインスト-ル出来るよ。その内セキュリティアップデートは0件。というメッセージ。これは便利。
4.UFW の設定
UFW で利用できるアプリケーションを確認する。
yuu@web2:~$ sudo ufw app list 利用可能なアプリケーション: OpenSSH |
SSHをUFWに登録する。
yuu@web2:~$ sudo ufw allow in “OpenSSH” ルールを追加しました ルールを追加しました (v6) yuu@web2:~$ sudo ufw status 状態: アクティブ To Action From |
5.RAIDの確認
RAIDだ正常に構築されていることを確認する。
dfコマンドで/dev/md0 を確認。
/proc/mdstat の内容を cat コマンドで確認。
md0 : active raid1 sda2[0] sdb2[1] となっており、sdaとsdbの2台のHDDでRAID1となっている。
1952856064 blocks super 1.2 [2/2] [UU] の情報で、2台のHDD共に正常動作であることが確認できた。どちらかのHDDに異常があると [UU] の部分が [_U] や [U_] と、異常のあるドライブが”_”となるようだ。
次にサーバーとして使い始める前の初期設定をいくつか行う。