7MHz AM トランシーバ送信励振段の確認

励振段には中華2SC2314を使う事にした。中華人民共和国では同じ型番の半導体素子でも製造元が複数有る事が多い。今回使用した2SC2314は恒星微科技电子と言う販売店から購入した製品で、製造元は不明。トランジスタチェッカーとLCR計で他の中華2SC2314と比較すると、コレクタ-ベース間容量がデータシートの倍もある事が特長。データシートの値、25pF程度というのは三洋電機のデータシートにあるCob-Vcbグラフからコレクタベース間電圧1.5V程度のところを読み取った値。

2SC1815で増幅した信号を7K型同調コイルの2次側で受け、C級増幅をする。エミッタ接地C級増幅回路の出力インピーダンスを計算する方法が分からなかったので、他の作例を参考にFT37 #43のトロイダルコアで作ったインピーダンス16:1のトランスを介して出力。
ファイナル段の入力インピーダンスが25Ωとすると、逆算して励振段の出力インピーダンスは400Ω。

シグナルジェネレータ(以下、SG)からVXO代用の信号をキャリア混合回路に入れて、励振段の出力を確認する。SGの出力が29mVで励振段の出力が+20dBm(100mW)となった。SGの出力が30mVで2SC1815増幅後の出力が+10dBm程度なので、コイル、トロイダルコア含めた2SC2314励振段の利得は+10dB程度。意外と少ない。

C級増幅なので盛大に高調波が出る。この程度の電力であれば、励振段の出力をコア付きコイルにしてC級増幅で大量に発生する高調波を少しでも低減してから手段に送った方が良いのか、ちょっと迷うところ。

カテゴリー: アマチュア無線, 無線機, 電子工作 タグ: , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です