ラズベリーパイをインターネットに接続できたので、インターネットから情報を取りながらラズベリーパイの設定とRaspbian とファームウェアを最新の状態に更新します。
画面左上の Terminal アイコンをクリックしてターミナルを立ち上げ、
pi@raspberrypi:~$ sudo raspi-config |
を入力します。
Raspberry Pi Software Configuration Tool が立ち上がります。
キーボードの矢印キーで 5 Internationalisation Options Set up language and regional sett
を選択してエンターキーを押します。
I2 Change Timezone -> Asia を選択します。
私のいる場所はハノイですが、Ha Noi が無いので Ho Chi Minh を選択します。
次にキーボードを設定します。
同様にRaspberry Pi Software Configuration Tool から 5 Internationalisation Options Set up language and regional sett を選択してエンターキーを押します。
I3 Change Keyboard Layout を選択します。
キーボードのリストが出ます。ここから先は実際に使うキーボードで変更する必要があります。私の場合は TK-FBP013 で日本語83キー配列ですので、これに近そうな、
Generic 105-key (Intel) PC -> Japanese -> Japanese -> Japanese (Kana 86)
を選択しました。正しいのかどうか分かりませんが、設定前はキー表示と違う記号が入力されていたところが表示通りになっていますので、このまま使ってみることにします。
その後に細かい設定の確認が続きますが、日本語入力の操作方法などもわからないので悩まずにデフォルトのままでOKまたはエンターを押し続けます。
Raspberry Pi Software Configuration Tool の最初の画面に戻ったらタブキーで <Finish>を選択し、エンターを押すとターミナル画面に戻ります。
日本語を使うための設定をする前に、Raspbian を最新の状態にします。
Debian を元にしている Raspbian ではパッケージ管理に apt (Advanced Packaging Tool) を使っています。パッケージとは実行プログラム、設定ファイル、ライブラリ、マニュアルなどソフトウェアに関するファイルの塊のようなものです。
aptコマンドは複数のプログラム間の依存関係も考慮しながらパッケージのインストール、アップデート、削除、などを行う事ができます。
利用できるパッケージの最新の一覧情報を入手します。ターミナルで次のコマンドを入力します。
pi@raspberrypi:~$ sudo apt-get update |
update が完了したらパッケージをインストール、更新してアップグレードします。
pi@raspberrypi:~$ sudo apt-get upgrade |
アップグレードするファイルの確認が終わるとアップグレードにより増加するディスク使用量と確認のメッセージが出て止まります。
y を入力してエンターを押し、アップグレードを開始します。
パッケージのアップグレードには30分ほど掛かると思います。
アップグレードが完了すると、Raspbian が最新の状態にアップグレードされたとのコメントが出ます。
Raspbian のアップグレードが完了したらラズベリーパイのファームウェアをアップデートします。
pi@raspberrypi:~$ sudo rpi-update |
ファームウェアのアップデートに要する時間は約10分です。
アップデートが完了したら、新しいファームウェアを有効にするために再起動が必要です。そのままコマンドラインで reboot を入力して再起動します。
これで基本的な設定は完了です。次に日本語を表示、入力する為のプログラムをインストールします。