高周波電力計 RW-151D

送信機の出力を測定するクラニシの高周波電力計です。ダミーロードとしても使用します。
まだ入手時のままですが、外観のクリーニング、メーターの校正などを予定しています(2019年10月現在)

  据え置き、終端型の電力計です。
  内蔵している50Ωダミーロドの電圧を測定して電力を表示します。
  10W機異常の送信機の測定、調整にはこの電力計を使用します。
 電力レンジはフルスケール、5W、25W、150W。
 メーターには指針指示値を正確に読み取るためのミラーが装備されていますが、メモリ間隔は荒く、指針角度と電力は定比例にならないので、測定値はおよそ何Wという精度だと思います。取扱説明書によると指示誤差は最大電力(フルスケール)の±10%以内となっています。
 信号の入力コネクタはM型です。
 リアのBNCコネクターからは、周波数カウンター、オシロスコープなどに用いる信号が出力されます。出力信号のレベルは入力信号の-32dBです。
 1982年2月製造でしょうか。
 周波数範囲は1.9MHz~500MHz。V.S.W.Rは500MHzで1.15以下となっています。
 リターンロス20dB(V.S.W.Rで約1.22)となる周波数は約200MHzでした。
 自作のリターンロスブリッジや測定に用いたケーブルなどの影響もあると思います。時間のある時に再測定してみようと思います。