リターン・ロス・ブリッジ

リターン・ロスとは回路の電力の反射量を表す数値です。VSWRやインピーダンスの測定に用います。
基本的な原理はホイートストン・ブリッジです。

  無線関係の工作を趣味とする方には定番中の定番、山村英穂 氏著、『改訂新版 定本 トロイダル・コア活用百科 』を参考に作成しました。
 インピーダンスが50Ω純抵抗を基準として、測定対象が50Ωからズレた時にブリッジのアンバランスで現れる信号を測定する事になります。
 実際には50Ωの抵抗器は市販で入手困難なので、51Ωを用いています。
 あらかじめ各抵抗器、トロイダルコイルなど、実装する部品を組み立てて於いてからケースに取り付けます。
 RF信号源からの入力には10dBのアッテネータを入れています。

 
 コネクターはBNCタイプです。
 浮遊容量などを極力排除したかったので小型のケースを使いました。
 S端子から測定に用いる高周波信号を入力します。
 X端子には測定対象を接続します。
 Dはブリッジのアンバランスに応じた信号が現れます。